大会長 杉原 勝宣
広島市立リハビリテーション病院
第43回中国四国リハビリテーション医学研究会ならびに第38回日本リハビリテーション医学会中国・四国地方会を広島大学病院 広仁会館等にて開催できますことを誠に光栄に存じます。この研究会、地方会は年２回開催されており、広島は今回で5回目です。今年はオバマ大統領の訪問や カープリーグ優勝など画期的な話題が多い年でした。その広島の観光と言えば、平和公園や宮島の厳島神社、呉の大和ミュージアムが有名ですが、尾道出身の私から言わせていただければ、しまなみ海道サイクリングは是非皆様にお勧めしたい観光資源です。ヘルメットなし、乗り捨て可能の気軽なレンタル自転車で、道路に描かれた青い線に沿って道を行けば（いつか）愛媛県の今治に着きます。潮風を感じながらミカン畑を横目に通り過ぎ、島々を結ぶ海抜50メートル級の大きな橋を渡るとき、スリル満点で車や電車で橋を渡るより楽しいこと請け合いです。最近は親子連れや外国人観光客も多いです。もし機会があればお試しください。
今回の学会は 特別講演として、シドニー大学 理学療法学科 PAPPS先生に「前十字靭帯損傷」、愛仁会リハビリテーション病院 住田幹男先生に「脊髄損傷」の2題をお願いしました。またランチョンセミナーとして広島大学病院 循環器内科 北川知郎先生に「心臓リハビリテーション」、広島大学大学院 先端歯科補綴学 吉田光由先生に「嚥下造影検査」につきご講演いただく予定です。どの講演もリハビリテーション医療に関わる皆様には興味深くお聞きいただけるものと考えています。
この中国四国リハビリテーション医学研究会は30周年、日本リハビリテーション医学会中国・四国地方会は20周年を迎え、特別記念展示も企画しております。諸先輩方の努力、積み重ねで今がある事に感謝したいと思います。
また、今年から言語聴覚士の先生方も協会の単位取得が可能となりましたので奮ってご参加ください。
本会がご参加の皆様の士気向上とリハビリテーション医学の発展に少しでもお役にたてることを願っております。