会長 本田 透
香川県立中央病院リハビリテーション科
この度、7月2日(日)に、第44回中国四国リハビリテーション医学研究会、第39回日本リハビリテーション医学会中国・四国地方会を、高松駅に隣接する、かがわ国際会議場とサンポートホール高松(61会議室)にて開催させていただきます。
この6月8~10日には、川崎医療福祉大学学長椿原彰夫先生のもと、岡山で日本リハビリテーション医学会が開催されます。この後、本会まで3週間しかありませんので、会員の皆様には何かとご負担が大きいことと存じますが、本会へのご参加と一般演題の御応募をよろしくお願いいたします。
さて、本会では、2つの特別講演を準備しております。
まず、順天堂大学心臓血管外科准教授である森田照正先生による『見て感じて!体幹筋 ―筋CTイメージング―』です。トップアスリートではどの筋が発達していて、パフォーマンスの向上のためどの筋を鍛えていくべきか。また、サルコペニアのかたの体幹の筋を直感的に「感じる」画像を見せていただきます。『医龍』『破裂』など、医療の現場と社会の問題までカバーするTVドラマの監修・技術指導もこなす先生であり、その活動の一端もご紹介いただきます。
次に、国立国際医療研究センターリハビリテーション科医長である藤谷順子先生による『高齢者の診療で知っておきたい感染症対策 -肺炎への抗生剤の選択と呼吸器リハ、摂食機能療法-』です。高齢者に頻発する肺炎、誤嚥性肺炎についての包括的な対応策について、嚥下リハビリテーションや感染症対策について臨床・教育の実績豊富な先生の切れ味鋭いお話を伺いましょう。
また、がん患者さんのリハビリテーションについてのシンポジウムを企画しています。中国・四国で積極的にがん患者さんのリハビリテーションを展開し、その普及と均てん化を志す先生方に登場していただきます。
企業展示は、フランスベッドよりリクライニングチルト車いすと上位運動ニューロン障害による下垂足に対するTES、FES装置(NESS L300)と、パシフィックサプライより容易に患者さんにフィットできる長下肢装具(ゲイトイノベーション)、また、認知症と自動車運転の可否が話題になっており、本田技研工業からは、ドライブシミュレーターをお願いしています。
なお、本会では、ランチョンセミナーは企画せず、11時30分に昼休みに入る予定です。高松駅周辺の5軒を始め、500m圏内に10軒のうどん屋さんがあります。また、会場と同じ建物には29,30階の3つのレストラン、2、3階には高松ラーメンポートなどカジュアルな飲食店街、隣接のホテルの4か所のレストランがあります。レストランはいずれも各種のランチメニューを用意しており、11:30からのご予約が可能です。
高松で皆様にお会いできることを楽しみに致しております。